おりーぶの会オリジナルストーリー
第二話
なごみちゃんとヤシノミッキーの大冒険
おりーぶの森ではなごみちゃんが流されてしまったということで大変な騒ぎになっていた。
この日はなごみちゃんの仲間たちが朝から川の近くを探していた。しかし、どれだけ探してもなごみちゃんは見つからない。
だんだん暗くなってきた。仲間たちは探すのをやめて森に戻った。また明日探す事にした。
次の日の朝。ヤシノミッキーと子どもたちは船に乗って出発した。
少しすると東芝島が見えなくなった。
2時間くらいたった。船は町に到着した。
町の人はおりーぶの森のことを知っているかもしれない。なごみちゃんは町の何人かに聞いてみた。
しかし誰も知っている人はいない。
みんなは少し町の中を歩いて回った。すると大きな川があった。
なごみちゃんは思い出した。この景色を見たことがある。海に流された時だ。
この川をたどっていけばおりーぶの森に行けるかもしれない。
みんなは川に沿って歩き始めた。
だんだん建物が少なくなっていく。そして森に入っていった。
川はだんだん細くなっていった。
すると川が2つに分かれていた。どちらかがおりーぶの森につながっているはずだ。
でも、なごみちゃんはどちらから流されてきたか覚えていない。
みんなは困ってしまった。
仕方がないので川が太い方へ行く事にした。
少し歩いていくと別の町に着いた。山奥の町だ。
そしてみんなは驚いた。なんと、川が終わりになっていた。
さっき川が2つに分かれていたところで間違えたんだ。
みんなは川に沿って戻った。
すると、川が分かれているところまで来た。今度は細い方へ行く事にした。
歩いているとだんだん暗くなってきた。そして真っ暗になった。
今日はこれ以上進むのは無理だ。そう思った時なごみちゃんが見たことのある場所に着いた。
あの時遊んでいた場所だ。ここが川に落ちた場所だ。ここからおりーぶの森はすぐ近くだ。
みんなは森まで走った。
するとそこにはなごみちゃんの仲間たちがいた。
よかった。なごみちゃんが戻って来た。なごみちゃんと仲間たちは喜んだ。
その日の夜はヤシノミッキーと東芝島の子どもたちもおりーぶの森で寝た。
次の日。ヤシノミッキーと島の子どもたちは森でなごみちゃんやその仲間と一緒に遊んだ。
そして昼になった。もう帰らないといけない。今帰らないと今日中に島に着けない。
ヤシノミッキーと島の子どもたちは帰ろうとした。でも、なごみちゃんはみんなと別れたくない。もう少し一緒に遊んでいたかった。
なごみちゃんは森にいるより島のみんなと一緒にいたほうがずっと楽しい。
少し考えた後、なごみちゃんは東芝島で暮らすことに決めた。
なごみちゃんは仲間と別れて、島のみんなと一緒に戻った。