2026.09.10
「夏はポケモン!」
 というC Mを見なくなって、久しい。なんなら、「それ何?」と言われるまである。
 かつては、毎年夏休みにポケモンの映画が公開されていて、そのコピーだったんです。子ども向けの番組のみならず、ニュースの間なんかにも、頻繁に聞こえてきました。もちろん、松本梨香さんのお声で。
 調べてみると(今は、すぐに調べられて便利なのと同時に、曖昧なこと書くと「それくらい調べろよ」と言われるので)1998年に始まって2020年で終わっているとのことです。公式サイトの映画一覧表で確認しました。
 我が家の子どもは3人ともずっとポケモンが大好き。長女・長男は一筋。
次男は小さい頃はアンパンマン、いつまでもアンパンマンにこだわってては、対外的によろしくないのではと、中学に入った頃、別の推しを探し始めました。本人はなんの問題も感じていないのですが、母として。まず、いつも見ているし、時代遅れになることもなかろうとドラえもんをプッシュしたのですが、不発。これは難しいだろうな、でもワンチャンあるかも、と名探偵コナンもちらつかせてみました(夫が日本テレビ系の仕事を続けてとってきて、お子さんにどうぞ、とグッズもいただいたし)が、そもそも人がバンバン死ぬ作品では、あるわけなかった。
 何がきっかけだったかは覚えていません。ゲームセンターで見かけたマリオカートなのかな。なにぶん、当時は長男は既に単独行動、私は長女、夫は次男の係、のような分担だったので。長男・高校生、次男・中学生、長女・小学生で、休日の遠出はそろそろ控えめになっていて、みんなでどこかのイオンに行って、日用品を買う、ゲームセンターに行く、食事をとる、をこなした後、お風呂屋さんに寄って帰るのが週末のルーティンでした。だから、ポケモンはノーマークだとばかり。
 なのに、気がつけば、金曜の夜にポケモンのアニメを、日曜の朝にはポケモン関連の情報番組を一人で観ている。それもかなり熱心に、録画して繰り返し観ている。物理的に、長男も長女も別居しているし、二人とも自宅にテレビを持っていないのでリアルタイムで観てはいない。でも、ポケモンセンターで何かを買うとかはしない。ゲームもしない。長男と長女は、「POKEMON GO」も「ぽこあポケモン」もプレイしていたし、ポケモンセンターに可愛いものがあれば買うという妙な捻れが生じています。
 そんな我が家では当然の如く、夏休みのいつ、ポケモンを観に行くかは大きな問題でした。ついでに、いつプールに行くかもです。大きくなればなるほど、3人が一緒に行動できる日程は難しくなるのです。だから、誰かが友達と観に行くとなると、ちょっと楽になりました。私も最後までお付き合いしたわけではなく、2018年辺りまでですかね。それでも長いか。長男と次男が20歳を挟んで、長女が中3。一番下が高校生になり、男子二人が成人というのが、やめどきだったんだと思います。サトシが主人公の物語も、この辺までだったし。むしろ、長男3歳の3作目から、本人は成人して、サトシの物語が終わるまで、よくぞぴったりとポケモン映画にはまったもんだと思います。
 我が家の5人家族の歴史は、2003年に長女が生まれたときに始まり、2021年に夫が亡くなるまでの18年間です。それとほぼ合致しているんです。
 歴代映画の一覧表を見ていると、最初の頃は、年毎の思い出がとても鮮明です。子ども達の様子が毎年変わってくるので、ここから、夫はついてこなくなったなとか、ここから3人になったとか、ここでシネコンに変わったとか、これはアンパンマンの映画を同時間帯に上映しているシネコンにわざわざ行ったとか。そのうちに、1年ごとの変化が乏しくなるので、あまり記憶がクリアでなくなってきます。
 そして、何回かは次男は観ていません。映像そのものがとても苦手になった時期があったからです。
 それがどんなふうにやってきた、去っていったかは、この次に。


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