〈企画の趣旨〉…続き
人材育成においては、会のボランティア・スクールから、20名以上の臨床心理士、数人の言語聴覚士など、発達障害支援の専門家を育成し、その多くが現在も発達支援実践と研究に取り組んでいます。現役教師を対象とした継続研修を行っているほか、ボランティア・スクールを卒業した数十名の教員が教育現場で活躍しております。他にも、保育や福祉の現場で多くの修了生が活躍するほか、企業や行政などで活躍している者もいます。発達障害の人たちの理解者として、多くの社会人を養成してきました。
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今回は8年目(8期生)で、昨年度(1〜7期生)全体で180名ほどのさまざまな大学の学生たちがすでに熱心に活動に参加しています。スクールを修了したスタッフの何人かは大学院などに進学し、NPOスタッフとして専門家になるための支援の研修を続けています。東海地区において福祉や心理的発達的援助が日常生活の当たり前の要素になっていくためにも、意欲ある若者たちと素晴らしいシステムづくりをやっていきたいと思います。かなり多数の臨床家・研究者が講師や指導者として参加します。基本的に、夏休み・春休み・GWの講義と演習や月に1回の休日の大きなワークショップ(子どもたちの活動支援)と、月に2回の平日の夕方(もしくは土曜日午後)の小さなワークショップが活動の場所になります。プログラムの中にいくつかの資格の取得も含まれます。様々な大学や専門学校の学生たちの創造的な交流の場となることを期待しています。(文責;辻井正次)