セミナー・ワークショップ等のメニューのご案内
発達支援においては、
(1)周囲が本人の個性を正しく理解し、その理解にそって本人の個性に合った対応を創っていく
(2)周囲の理解を基盤に、本人が周囲との間でよりうまくやれるやり方(スキル)・より楽しくやれるやり方(スキル)を身に着けていく
(3)その状況でうまくやれるかどうかという観点だけではなく、より「自分らしく」やれるように、より肯定的な自己評価を持っていくこと
などの階層的な観点での支援を考え、「できないこと」の一部分だけをみたり、偏った「療法」にあまりにエネルギーを注ぐことをすべきではないと考えています。
そうした、支援の階層性に立ち、実際のアスペ・エルデの会の発達支援を積み上げていきます。さらに、必要な支援のためのマニュアルやワークブック、評価技法などを開発していきます。
支援メニューの階層性
※リンクをクリックすると、メニューごとのセミナーの一覧が表示されます。
第1層:理解啓発と環境調整
第2層:子どもにできるスキルの習得と、スキルの使い方、周りからの助けてもらい方の習得等
第3層:自己理解と「自分らしい」ありかた
その他:余暇支援
第1層:理解啓発と環境調整
一番基本的な支援の方向性 「理解啓発と環境調整」
第2層:本人のスキル・トレーニング
本人が環境に(身体と行動を)合わせていく仕方を考える 「行動の仕方(スキル)の修得」
- 社会的スキルへの個別支援
段階があるので、まずは基本の修得が肝心 - 感情の理解とコントロールのスキルへの個別支援
- リラクゼーション・スキルへの個別支援
- コミュニケーション支援への個別支援
- その他、必要なスキルへの個別支援
学業(学習障害など)への支援、不器用さへの支援、構音障害への取り組みなど
第3層:自己理解と「自分らしい」将来展望をもつこと
どの場面でどういうスキルを選択することがよいかだけでなく、「自分らしい」かを考える 「高次の自己理解」
- 自己理解のスキル・自己の肯定的評価
「障害名」を知ること(形式的な告知)に意味はない。あくまでも必要なのは「自己理解」自分をよりよく知ることが大事。ポジティブな自己理解。 - 将来展望をもつこと
将来的な、就労や大人の生活など、いかに素敵な大人の人生を生きるのか