2007.07.01
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NPO法人アスペ・エルデの会「楽しい子育て応援団」です
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「親子deクッキング&ふれあい教室」のお知らせ!!
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子育てエッセイでも、おなじみの堀田あけみ先生がトークゲストですよ♪
☆★親子deクッキング&ふれあい教室に参加しませんか!
小学校までの料理大好きなお子さまと親ごさんに楽しいイベントのお知らせです。
IHクッキングヒーターを使っての楽しい親子クッキング教室とふれあい教室が
おこなわれます。夏休みの宿題のヒントになるかも?!
ふれあい教室では、3人の子育て奮闘中の堀田あけみさん(作家)とのお話も♪
★『カンタンでオイシイ!楽しく作れるお料理レシピ』
日 時 第1回 平成19年7月14日(土)
会 場 第1回 岡崎DENKAプラザ 愛知県岡崎市戸崎新町1−4
(第2回は11月10日(土)、会場など詳細は後日)
定 員 各部 親子10組20名
料理講師 中島和美先生(料理研究家)
トークゲスト:堀田あけみ(作家)
開催日 募集内容 対象(年齢をご確認下さい)
7月14日(土) 午前の部(10時?12時) 小学校高学年と
その親のペア10組
午後の部(14時?16時) 小学校低学年と
その親のペア10組
*午前・午後の部は同じ内容です。
参加費 無 料
申込〆切 平成19年7月6日(金)必着
お申し込み多数の場合は抽選とさせて頂きます。
ご参加については7月11日(水)までにご連絡さしあげます。
詳しくは下記のアドレスからご覧下さい。
http://www.as-japan.jp/kosodate/event.html#1
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堀田あけみ先生の「子育て応援エッセイ」 第14回
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◇◆初夏の風物詩
今年も運動会が終わりました。
と言うと、ああそう、と普通に納得する人もいれば、え、もう、と驚く人もい
ます。
運動会と言えば、秋。
暑さの去った秋空の下、運動に汗を流して、みんなでお弁当を食べると言うの
が、私のこどもの頃のイメージでした。ていうか、今でも、長女の幼稚園の出席
シールを貼る手帳には、運動会のイラストは秋に描いてある。実際幼稚園の運動
会は秋だし。
でも、小学校のは5月です。何年か前に、5月になりました。
名古屋市が、東海大地震の警戒区域になった年に、校舎の耐震工事に合わせて、
一時的に5月にしたつもりが、行事の集中する秋にするより、5月の方が合理的
だということになったとか。
というわけで、5月末といえば、九州では既に蛍の光る時季(名古屋市でも、
相生山のヒメボタルは、この時季です)、蛍バカ(自称なので、本人にも怒られな
いと思う)のおとうさんは、ほぼ絶対に、うちにいません。
子どもが入学する前は、毎年9月だか10月だかに、よそのお子さんの写真を、
いやっちゅうほど撮って、自分の子どもが入学したら、見ることも出来ません。
次男を溺愛するおとうさんには実に辛い状況です。電話で、「普通にできてた」(普
通に、というのは、我が家の場合、最大の褒め言葉といっていい)「がんばってた」
と聞くだけ。せめて写真でも、と考えないでもないのですが、人一倍自己主張の
強いお姫様が「だっこ、だっこ」と絶叫する隣で、何ができますかいな。
今年も、おとうさんには悪いけど、普通に、何事も無く終了しました。何事も
無さ過ぎて、驚いたくらいです。
こんなに合ってていいのかというくらい、みんなと一緒に踊れた。全然目立た
ないから、見失いそうでした。先生の教え方が、上手なんだと思います。彼にわ
かるように、教えてくれたんでしょう。
短距離走は、差がつきますが、ちゃんとコースを走れるので、単に「ものすごく
遅い子」でいい。
クラス対抗の大玉ころがしで、アンカーマークつけて出てきたときにゃ、びっ
くりしたけど、感動もしました。背の順に走るので、一番背の高い彼が、アンカ
ーになるんですね。でも、一つ前にしようとか、考えるのも、ありなわけで。た
だ、感動してたのは、大人だけらしい。子ども達にとっちゃ、一番大きいカイち
ゃんが最後に走るのは当然みたいです。
ただ、日ごろ不摂生な生活をしている上に、ひとり親状態には、運動会はきつ
い行事でもあります。私は、週末に朝寝をすることを無常の楽しみとしていると
いうか、それで生き延びてるようなものです。この日くらいですよ、連続で6時
間寝られるの。それがなくなる。どころか、6時に起きて弁当だ。疲れてるのに、
暑い中で、一日、幼児の機嫌取りつつ、子ども達に「見てるよ」とアピールもし
ます。終わると、本気で疲れます。
と言いつつ、もう、長男の運動会なんて2回しか残っていません。
おとうさんは、見ないまま終わるのか?
そして、やっぱり、運動会は秋の金木犀が香る頃にあってほしいと願う、アナ
クロ女がここにいる。
だって、子育ての楽しみの一つに、自分の子どもの頃に味わったことを、また、
反芻できる楽しむこともあると思うんですよ。些細なことでも。駄菓子買うとか、
リリアン編むとか。
そのためには、運動会は秋です、やっぱり。
暑くないしね、そんなに。
◇◆堀田あけみ先生の略歴
1964年 愛知県生まれ。
1981年、「1980アイコ十六歳」で文芸賞を受賞、文筆活動に入る。
その後、名古屋大学教育学部に入学、卒業後、同大学院教育心理学科に進学。
専攻は、発達心理学・学習心理学。特に、言語の理解および産出のプロセス。
現在、椙山女学園大学・中京大学で非常勤講師を勤める。
【主な著書(現在、入手可能なもの)】
「わかってもらえないと感じたときに読む本」「おとうさんの作り方」(海竜社)
「十歳の気持ち」(佼成出版社)、「唇の、することは。」(河出書房新社)
「泣けてくるじゃない」「あなたの気持ち」(角川書店)
「マナティ 夢の人魚」「大草原のプレーリードッグ」(共著、七賢出版)
「White Smile」(共著、ワニブックス)
「発達障害だって大丈夫?自閉症の子を育てる幸せ」(河出書房新社)
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小児科医 宮地泰士せんせいの「子育て応援エッセイ」 第14回
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お母さんになると、いろいろな目の高さを意識できるようになります。
それはとてもすばらしいことです。
なぜならそれは思いやりと言い換えることもできるからです。
“「お母さん」を楽しむ37の方法 作:中山庸子“より
子育ては大変なことも多いですが、楽しいこともたくさんあります。
たとえば子どもならではの視点や発想から出た言葉に、思わず笑ってしまった
なんてことは誰でも経験があるのではないでしょうか。
小さい子ほどちょっとしたことでも感性豊かに反応し、素直で大人にはできない
発想を持っています。
そういう子ども達の言動に目や耳を傾けると、新鮮な気持ちになれたり新たな発
見をすることもあります。
大人になるとどうしても見方や考え方が凝り固まってしまいがちですが、子どもに
付き合っているといろいろな発想を知ることができて柔軟な思考ができそうな気がし
ます。
それに大人と子どもでは視線の高さが違うし、興味を持つものも違います。
ふと自分もしゃがんで子どもと同じようにものを見たり、子どもが興味をもっている
ものに関心を寄せてみると子どもの気持ちや世界が分かってきます。それは忘れかけ
ていた懐かしいものだったり、今まで気がつかなかった新たな世界だったりするかも
しません。
こうやって時には相手の視点や立場にたって感動を得たり、その大切さを感じる
ことができるのも子育ての素晴らしさなのではないでしょうか。
◇◆宮地泰士(みやち たいし)先生の略歴
平成7年3月 名古屋市立大学医学部 卒業
同年4月 名古屋市立大学病院小児科 入局、勤務
平成12年4月 医学博士号 修得
平成15年4月 名古屋市児童福祉センター 勤務
平成18年7月 子どものこころの発達研究センター 勤務
現在に至る
【著書】
・可能性のある子どもたちの医学と心理学(共著)
(ブレーン出版 石川道子、辻井正次、杉山登志郎 編著)
・直ぐに役立つ発達障害の診断とサポート(共著)
(東海小児心身医学研究会 発行)
◇◆子育てに難しさをお感じのおやごさん、専門家のみなさんを対象に、
全国的に発達支援に関するセミナーを開催しています。
詳細に尽きましては、順次、当会ホームページにてお知らせ致します。
http://www.as-japan.jp/j/index.html
◇◆「専門情報誌」アスペハート誌のご紹介
アスペハート誌は子育てに難しさを御感じの親御さんたちに、専門的で
先進的な知見をご紹介する専門情報誌です。発達支援に関わる多くの最新情報を
掲載しています。詳細に尽きましては、当会ホームページにてご覧ください。
http://www.as-japan.jp/j/heart/heart.html
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